妊娠初期の頭痛はつわりが原因?薬に頼らない対処法と受診の目安

妊娠初期の頭痛はつわりが原因?薬に頼らない対処法と受診の目安について解説します。

妊娠初期に頭痛を経験する方は少なくありません。
この頭痛は、つわりの症状の一つとして現れることもあれば、ホルモンバランスの変化など様々な要因が関係しています。

妊娠中は気軽に薬を服用できないため、どのように対処すればよいか不安に感じるかもしれません。
この記事では、妊娠初期の頭痛の原因や種類、薬に頼らないセルフケア方法、そして病院を受診すべき危険なサインについて詳しく解説します。

妊娠初期の頭痛は多くの妊婦さんが経験する症状

妊娠初期の頭痛は、多くの妊婦さんが経験する一般的な妊娠初期症状の一つです。
早い方では、生理予定日前後の妊娠超初期と呼ばれる時期から頭痛を感じることがあります。
これは、妊娠によって体内のホルモンバランスが急激に変化するために起こる生理的な現象です。

普段は頭痛持ちでなくても、妊娠を機に初めてつらい頭痛に悩まされるケースもあります。
多くの場合は、妊娠が進むにつれて自然と症状が和らいでいくので、過度に心配しすぎる必要はありません。

つらい頭痛はいつまで続く?妊娠週数ごとの傾向とピーク

妊娠初期の頭痛は、妊娠5〜6週頃から始まり、つわりのピークと重なる妊娠8〜11週頃に最もつらく感じることが多い傾向にあります。
これは、妊娠を維持するために重要な女性ホルモンの分泌量がこの時期に最大になるためです。

その後、胎盤が完成してホルモンバランスが安定してくる妊娠16週頃、いわゆる安定期に入ると、頭痛の症状も次第に落ち着いてくるのが一般的です。
ただし、症状の現れ方や続く期間には個人差が大きく、妊娠中期以降も頭痛に悩まされる方もいます。

なぜ?妊娠初期に頭痛が起こりやすくなる4つの主な原因

妊娠初期は、女性の体が大きく変化する時期であり、それが頭痛を引き起こす要因となります。
主な原因としては、女性ホルモンの急激な増加、つわりに伴う脱水や栄養不足、胎児へ栄養を送るための血液量の増加、そして妊娠生活への不安やストレスが挙げられます。

これらの要因が単独、あるいは複雑に絡み合うことで、これまで頭痛の経験がなかった人でも症状が現れやすくなるのです。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

原因①:女性ホルモン(プロゲステロン)の急激な変化による影響

妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増加します。これらのホルモンバランスの変動は、血管を拡張させる作用があり、頭痛の原因となることがあります。特にエストロゲンの変動は、脳内の神経伝達物質のバランスに影響を与え、血管拡張や神経の炎症を引き起こし、拍動性の頭痛を誘発する可能性があると考えられています。これは、生理前に頭痛が起こりやすいメカニズムと関連しているとされています。

原因②:つわりによる水分不足や栄養の偏り

つわりの症状である嘔吐や食欲不振は、頭痛の直接的な引き金になることがあります。
嘔吐を繰り返すと体内の水分や電解質が失われ、脱水状態に陥ります。
脱水は血液の粘度を高めて血流を悪化させるため、脳への酸素供給が滞り、頭痛を誘発します。

また、思うように食事がとれないことで低血糖状態になったり、特定の栄養素が不足したりすることも頭痛の原因の一つです。
特に、血糖値が下がると脳の血管が収縮し、その後、反動で拡張する際に痛みが生じやすくなります。

原因③:血液量の増加にともなう貧血の傾向

妊娠中は、おなかの赤ちゃんに十分な酸素や栄養を届けるために、母体の血液量が通常時よりも約1.5倍にまで増加します。
しかし、血液の液体成分である血漿の増加率に、酸素を運ぶ赤血球の増加が追いつかないため、血液が薄まった状態、いわゆる「妊婦貧血」になりやすくなります。

貧血になると、脳に十分な酸素が供給されにくくなるため、頭痛やめまい、立ちくらみといった症状が現れることがあります。
鉄分不足が主な原因であるため、意識的な摂取が必要です。

原因④:妊娠生活への不安からくるストレスや睡眠不足

初めての妊娠や体の変化、出産に対する不安など、妊娠中は精神的なストレスを感じやすい時期です。
ストレスは自律神経のバランスを乱し、血管の収縮や拡張のコントロールに影響を与えて頭痛を引き起こすことがあります。

また、つわりで眠りが浅くなったり、大きくなるおなかで寝苦しさを感じたりと、睡眠不足に陥りやすいのも原因の一つです。
心身の緊張状態が続くと、首や肩の筋肉がこわばり、血行不良による緊張型頭痛にもつながりやすくなります。

あなたの頭痛はどっち?症状でわかる2つのタイプ

妊娠中に起こりやすい頭痛には、主に「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つのタイプがあります。
これらの頭痛は、痛みのメカニズムが異なるため、対処法も正反対です。
自分の症状がどちらのタイプに近いのかを把握することで、より効果的なセルフケアが可能になります。

片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが特徴で、緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。
それぞれの症状の違いを知り、適切に対処しましょう。

ズキズキと脈打つように痛む「片頭痛」の特徴

片頭痛は、こめかみから目のあたりが心臓の拍動に合わせてズキズキと痛むのが特徴的な頭痛です。
多くは頭の片側、時には両側に痛みが生じます。
原因は、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張し、周囲の神経を刺激することだと考えられています。

妊娠初期のホルモンバランスの変化は、この片頭痛を引き起こしやすい状態にします。
痛みだけでなく、吐き気や嘔吐を伴ったり、光や音、においに敏感になったりすることもあります。
体を動かすと痛みが悪化するため、発作中は静かな場所で安静にすることが推奨されます。

頭全体がギューッと締め付けられる「緊張型頭痛」の特徴

緊張型頭痛は、ヘルメットや帽子で頭をギューッと締め付けられるような、重く鈍い痛みがだらだらと続くのが特徴です。
主に後頭部から首筋にかけて痛みを感じることが多く、肩や首の強いこりを伴います。
これは、妊娠による体の変化やストレス、長時間の同じ姿勢などによって頭から肩にかけての筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起こります。

片頭痛のように動けないほどの痛みではありませんが、不快な症状が長時間続く傾向があります。
精神的なストレスも大きな要因となるため、リラックスを心がけることが大切です。

薬に頼らない!妊娠初期の頭痛を和らげるセルフケア方法

妊娠中は、薬の服用に慎重になる必要があります。
つらい頭痛が起きたとき、まずは薬に頼らずにできるセルフケアを試してみましょう。
頭痛のタイプによって効果的な対処法は異なり、間違ったケアは症状を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。

片頭痛の場合は冷やす、緊張型頭痛の場合は温めるのが基本です。
その他にも、ツボ押しや水分補給、食事の工夫など、日常生活の中で取り入れられる方法で症状の緩和を目指しましょう。

【片頭痛の場合】痛む部分を冷やして暗い部屋で安静にする

ズキズキと脈打つような片頭痛は、脳の血管が拡張して炎症を起こしている状態です。
そのため、拡張した血管を収縮させることが痛みの緩和につながります。
痛みを感じるこめかみなどを、濡らしたタオルや冷却シートで冷やすと効果的です。

また、片頭痛は光や音の刺激によって悪化する傾向があるため、できるだけ静かで暗い部屋で横になり、安静に過ごすことが重要です。
スマートフォンやテレビの画面を見るのは避け、目を閉じてリラックスする時間を作りましょう。
カフェインには血管収縮作用があるため、コーヒーや緑茶などを少量飲むと痛みが和らぐこともあります。

【緊張型頭痛の場合】首や肩を温めて血行を促進する

頭全体が締め付けられる緊張型頭痛は、筋肉の緊張による血行不良が原因です。
このタイプの頭痛には、体を温めて血行を促進するケアが有効です。
蒸しタオルやカイロなどで首や肩周りを温めたり、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって全身の血行を良くしたりするのがおすすめです。

また、長時間の同じ姿勢を避け、定期的に立ち上がって首や肩を回すなどの軽いストレッチを取り入れると、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。
マッサージやツボ押しでこりをほぐすのも良いでしょう。
リラックスできる環境を整えることも重要です。

専門家が解説!頭痛のタイプ別に効果的なツボ押し

ツボ押しは、薬を使わずに頭痛を和らげる手軽な方法の一つです。
片頭痛と緊張型頭痛、両方に効果が期待できる万能なツボが、手の甲にある「合谷(ごうこく)」です。
親指と人差し指の骨が交わる付け根の、少し人差し指側にあるくぼみが目安です。
やや強めに、気持ち良いと感じる程度の力で数秒間押して離すのを繰り返します。

緊張型頭痛で特に首や肩のこりがひどい場合は、首の後ろの髪の生え際にある「風池(ふうち)」や「天柱(てんちゅう)」というツボを親指でゆっくり押すのも効果的です。
ただし、体調が悪い時や強く押しすぎないように注意しましょう。

こまめな水分補給と鉄分を意識した食事を心がける

体の水分が不足すると血液の流れが悪くなり、頭痛を引き起こしやすくなります。
特に、つわりで食事がとれない時でも、水分補給は意識してこまめに行うことが大切です。
一度にたくさん飲むのではなく、1日を通して少しずつ飲むのがポイントです。

また、食事面では、妊婦貧血による頭痛を予防するために、鉄分を多く含む食品を積極的に取り入れましょう。
赤身の肉や魚、ほうれん草、小松菜、大豆製品などがおすすめです。
さらに、血管の緊張をほぐす働きのあるマグネシウム(ナッツ類、海藻類)や、代謝を助けるビタミンB群も頭痛の緩和に役立つとされています。

妊娠中の頭痛薬について知っておきたいこと

セルフケアを試しても頭痛が改善しない場合、薬の使用を考えたくなるかもしれません。
しかし、妊娠中の薬の服用は、おなかの赤ちゃんへの影響を考慮し、慎重に行う必要があります。

市販の頭痛薬には、妊娠の時期によって胎児に悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれているものもあります。
自己判断で服用することは絶対に避け、どうしてもつらい場合は、我慢せずに必ずかかりつけの産婦人科医に相談し、指示を仰ぐことが重要です。

自己判断で市販の頭痛薬を飲むのはなぜ危険?

市販の頭痛薬には、ロキソプロフェンやイブプロフェンに代表される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれているものが多くあります。
これらの成分は、妊娠後期に服用すると、胎児の動脈管を収縮させ、心不全などの重大な影響を引き起こす可能性があるため、原則として使用が禁止されています。
妊娠初期や中期であっても、胎児への安全性が完全に確立されているわけではありません。

また、複数の成分が配合されている総合感冒薬なども、どの成分が影響するか判断が難しいため、自己判断での服用は非常に危険です。
必ず医師や薬剤師に相談してください。

どうしてもつらい時に産婦人科で処方される薬とは

セルフケアでは対応できないほどのひどい頭痛に悩まされる場合は、我慢せずに産婦人科医に相談することが大切です。
医師は、妊娠の週数や母体の状態、頭痛の症状などを総合的に判断し、妊娠中でも比較的安全に使用できると考えられる薬を処方します。

一般的には、「アセトアミノフェン」という成分の解熱鎮痛薬が処方されることが多いです。
この成分は、長年の使用実績から胎児への影響が少ないとされています。
ただし、どのような薬であってもリスクがゼロというわけではないため、医師の指示通りの用法・用量を必ず守って服用する必要があります。

妊娠に気づかず市販薬を飲んでしまった時の対処法

妊娠していると知らずに市販の頭痛薬を飲んでしまったと不安になる方もいるかもしれません。
市販薬の多くは妊娠4週未満の絶対過敏期と呼ばれる時期に服用した場合、胎児への影響はほとんどないと考えられています。

しかし、心配な場合は、まずは慌てずに、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
その際、いつ、どの薬を、どれくらいの量飲んだのかを正確に伝えることが重要です。
薬のパッケージや説明書を持参すると、医師が成分を確認しやすくなります。
自己判断で不安を抱え込まず、専門家に相談して適切なアドバイスを受けてください。

こんな症状はすぐに病院へ!受診が必要な危険な頭痛のサイン

妊娠初期の頭痛の多くは生理的なもので心配いりませんが、中には注意が必要な病気が隠れている可能性もあります。
いつもの頭痛とは違うと感じたり、頭痛以外の症状を伴ったりする場合は、自己判断で様子を見ずに、速やかにかかりつけの産婦人科や医療機関を受診する必要があります。

特に、突然の激しい痛みや高血圧、むくみなどの症状は、母体と胎児の安全に関わる危険なサインかもしれません。
見逃さないように注意しましょう。

これまでに経験したことのない激しい痛みを感じる

バットで殴られたようなと表現されるような、突然で激しい、これまでに経験したことのないようなひどい頭痛が起きた場合は、非常に危険なサインです。
このような痛みは、くも膜下出血などの脳血管障害の可能性が考えられ、一刻を争う状態かもしれません。

また、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないといった症状を伴う場合も同様です。
妊娠中かどうかに関わらず、このような症状が現れた際は、ためらわずに救急車を呼ぶか、すぐに医療機関を受診してください。
自己判断で様子を見ることは絶対に避けるべきです。

頭痛だけでなく、高血圧や急なむくみを伴う

妊娠20週以降に注意が必要な「妊娠高血圧症候群」は、高血圧と蛋白尿を主な症状とする病気ですが、そのサインとして頭痛が現れることがあります。

特に、頭痛に加えて、急に手足がむくむ、目がチカチカする、めまいがするといった症状が伴う場合は注意が必要です。
この病気は、母体や胎児に重篤な影響を及ぼす可能性があるため、早期の発見と管理が非常に重要になります。
妊娠中期から後期にかけて、これらの症状が一つでも見られたら、次の妊婦健診を待たずに、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡して指示を仰ぎましょう。

安静にしていても痛みが治まらず、頻度が増している

体を休めたり、セルフケアを試したりしても一向に痛みが改善しない場合や、頭痛が起こる頻度が徐々に増えてきている場合も、医師に相談することをおすすめします。
また、痛みの強さが日に日に増していくようなケースも注意が必要です。

単なる妊娠初期の生理的な頭痛ではなく、脳腫瘍や髄膜炎など、他の病気が隠れている可能性も否定できません。
つらい症状を我慢し続けることは、母体にとって大きなストレスとなります。
痛みが続く場合は、遠慮せずに産婦人科医に相談し、原因を調べてもらうことが大切です。

妊娠初期の頭痛を予防するために今日からできる生活習慣

つらい頭痛は、できることなら未然に防ぎたいものです。
妊娠初期の頭痛を予防するためには、日々の生活習慣を見直すことが効果的です。

特に、体を冷やさない工夫や適度な運動、質の良い睡眠の確保、そしてデジタルデバイスとの付き合い方などが重要になります。
これらは、頭痛だけでなく、妊娠中のマイナートラブル全般の予防にもつながります。
無理のない範囲で、できることから少しずつ生活に取り入れて、快適なマタニティライフを目指しましょう。

体を冷やさない服装と適度な運動を心がける

体の冷えは全身の血行を悪化させ特に緊張型頭痛の大きな原因となります。
夏場の冷房対策や冬場の防寒はもちろん季節を問わず靴下や腹巻きレッグウォーマーなどを活用し首手首足首の「三首」を冷やさないように工夫しましょう。

また血行促進のためには適度な運動も効果的です。
ウォーキングやマタニティヨガストレッチなど体に負担のかからない範囲で毎日少しずつ続けると筋肉の緊張がほぐれストレス解消にもつながります。
運動を始める前にはかかりつけ医に相談すると安心です。

睡眠時間を十分に確保し、規則正しいリズムで生活する

睡眠不足や不規則な生活は、自律神経のバランスを乱し、頭痛を誘発する原因となります。
妊娠中は眠りが浅くなりがちですが、できるだけ毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることを心がけ、生活リズムを整えましょう。

夜中に何度も目が覚めてしまう場合は、短い昼寝で睡眠時間を補うのも一つの方法です。
寝る前にスマートフォンを見るのをやめ、リラックスできる音楽を聴いたり、カフェインレスの温かい飲み物を飲んだりするなど、質の良い睡眠をとるための工夫を取り入れることが、頭痛の予防につながります。

スマートフォンやパソコンの長時間の使用を控える

スマートフォンやパソコンの画面を長時間見続けると、同じ姿勢が続くことで首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を招きます。
これは緊張型頭痛の直接的な原因となります。
また、画面から発せられるブルーライトは、目や脳に刺激を与え、眼精疲労からくる頭痛を引き起こすこともあります。

作業をする際は、1時間に一度は休憩をとり、遠くの景色を見たり、首や肩を回すストレッチを行ったりして、筋肉のこわばりをリセットしましょう。
意識的にデジタルデバイスから離れる時間を作ることも大切です。

妊娠初期の頭痛に関するよくある質問

ここでは、妊娠初期の頭痛に関して、多くの妊婦さんが抱える疑問についてお答えします。
頭痛がいつから始まりいつまで続くのか、眠れないほどの痛みへの対処法、そして症状の緩和に役立つ食事など、具体的な質問を取り上げます。

個人差があることを前提としつつ、一般的な目安や対処法を知ることで、少しでも不安が解消されるかもしれません。
ただし、症状が強い場合や心配なことがある場合は、必ず医師に相談してください。

Q. 妊娠初期の頭痛はいつから始まって、いつまで続くことが多いですか?

多くの場合、妊娠5~6週頃から始まり、つわりのピークである8~11週頃に最も症状が出やすくなります。
その後、胎盤が完成しホルモンバランスが安定する妊娠16週頃(安定期)には、自然と落ち着くことが一般的です。

ただし、期間や症状の強さには個人差があります。

Q. 頭痛がひどくて眠れないときは、どうすればいいですか?

まずは痛みのタイプに合わせたセルフケアを試しましょう。
ズキズキ痛むなら冷やし、重く痛むなら温めます。
リラックスできるアロマを試すのもよいでしょう。

それでも痛みが改善せず睡眠に支障が出る場合は、我慢せずに産婦人科医に相談し、安全な薬を処方してもらうことを検討してください。

Q. 頭痛の予防や緩和に効果的な食べ物や飲み物はありますか?

血管の働きを調整するマグネシウム(大豆製品、ナッツ類)やビタミンB2(豚肉、卵、乳製品)を含む食品がおすすめです。
また、貧血予防のための鉄分(赤身肉、ほうれん草)も意識して摂取しましょう。

こまめな水分補給は、脱水を防ぎ頭痛を予防する基本です。

まとめ

妊娠初期の頭痛は、ホルモンバランスの変化やつわりなど、妊娠に伴う生理的な変化によって起こる場合がほとんどです。
まずは自分の頭痛が「片頭痛」か「緊張型頭痛」かを見極め、冷やす・温めるといった適切なセルフケアを試みることが大切です。
薬の服用は自己判断せず、つらい場合は必ず産婦人科医に相談してください。

また、経験したことのない激しい痛みや、高血圧、むくみなどの症状がある場合は、危険なサインの可能性があるため速やかに受診する必要があります。
生活習慣を見直し、頭痛を予防しながら、心穏やかなマタニティライフを送りましょう。

この記事の監修者

髙下葉月
大島はり灸院 院長。
呉竹鍼灸柔整専門学校卒業。
高校卒業後から5年間、鍼灸院・介護施設にて臨床経験を積む。
資格取得後は本八幡鍼灸院に入社し、2022年に系列院である大島はり灸院の院長に就任。
現在は妊娠中・産後ケアを中心に、逆子・マタニティ腰痛・肩こり・頭痛・むくみなど幅広い不調に対応している。

【資格】
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、トコちゃんベルトアドバイザー

【経歴】
呉竹鍼灸柔整専門学校 卒業(https://www.kuretake.ac.jp/
本八幡鍼灸院入社
大島はり灸院院長就任

【SNS】
インスタグラム:https://www.instagram.com/oojimaharikyuin/?hl=ja
アメーバブログ:https://ameblo.jp/oojima-harikyu/